奈良の心療内科・精神科「JR奈良駅前こころのクリニック」。うつ病、不眠相談、認知症サポート、ストレス障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、患者様が健やかさを取り戻せるようお手伝いをさせていただきます。

強迫症(強迫性障害)

強迫症(強迫性障害)

「わかっちゃいるけどやめられない」考えや行為で苦しんでしまう疾患と言えると思います。

どのような症状がみられる?

強迫症の特徴的な症状は、強迫観念と強迫行為です。

強迫観念とは、
・思考(例:汚染に関するもの、など)
・イメージ(例:暴力的、あるいは恐ろしい場面、など)
・衝動(例:誰かを刺してしまう、など)
を、何度も反復して持続的に感じることを言います。

これらは楽しいものではなく、本人が自発的にそう感じているわけでもありません。
むしろ、侵入してくる感じで本人は望んでいないものであり、たいていの人にとっては苦痛であり不安を感じさせられるものです。
ですので、その強迫観念を無視したり押さえ込もうと努力することになります。または強迫行為によって中和しようとします。

強迫行為とは、
・繰り返される行動(例:手を洗い続ける、など)
・繰り返される心の中の行為(例:数える、声を出さずに言葉を繰り返す、など)
を言います。
そして、この強迫行為もしなくてはならないように感じています。

これら強迫観念や強迫行為の内容は人によって異なりますが、その症状次元は共通する部分もあり、以下のようなものが挙げられます。
・洗浄(汚染に関する強迫観念、洗浄に関する強迫行為)
・対称(対称性に関する強迫観念、繰り返しや配列、数数えなどの強迫行為)
・禁断的あるいはタブーな思考(攻撃、性的、宗教的な強迫観念、それに関連する強迫行為)
・加害(自分自身や他者を傷つけることへの恐れ、それに関連した確認脅迫行為)

一般的にも、家の鍵を閉めたかな?と2回ほど確認することはあるかもしれません。しかし、強迫症の方になるとその確認が過剰になります。
つまり、1日1時間以上強迫観念や強迫行為で時間を取られたり、症状のために日常生活や仕事上で大きな支障をきたすほどになります。ちょっと確認することが多いかな、程度ではないということですね。
そして、このような症状を引き起こすような状況に直面すると、パニック発作を含む不安を強く感じたり、強い嫌悪感を感じることもあります。また、そのような人々や場所、状況を避けることもよくあります。
たとえば、汚染への恐怖がある方は、公共のトイレなどを使わないようにすることもあるでしょう。

頻度や特徴

有病率は1.1〜1.8%と言われています。
小児では男児の方が多いようですが、成人期では女性の方が若干多いと言われます。
発症年齢は平均20歳弱であり、1/4の方は14歳までに発症します。35歳以降に発症することは珍しいとされます。

治療

薬物療法と精神療法があります。薬物療法としては、SSRIという種類のおくすりを使用します。
精神療法としては、認知療法や行動療法が挙げられます。
医師とよく相談して、治療を進めると良いでしょう。

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