奈良の心療内科・精神科「JR奈良駅前こころのクリニック」。うつ病、不眠相談、認知症サポート、ストレス障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、患者様が健やかさを取り戻せるようお手伝いをさせていただきます。

アルツハイマー型認知症

認知症を起こす病気のうち、おそよ半分を占めると言われる病気がアルツハイマー型認知症です。
男性よりも女性に多いと言われています。
もの忘れで気付かれることが多く、これまで日常生活でできていたことが徐々にできなくなっていきます。

特徴的な症状

・新しいことが覚えられない
・ついさっきのことが思い出せない
・料理などができなくなる、日常のことで判断力が低下する
・時間や場所がわからなくなる など

さらに、記憶など以外にBPSDという行動や心理的な症状をともなう場合もあります。

BPSD

・徘徊
・物盗られ妄想(置いた場所を忘れて見つからないものを「盗られた」と言う)
・意欲がなくなる、ぼーっとしている
・うつっぽくなる
・興奮する など

初期の頃には、周囲の方はおかしいと気付かない場合があります。
と言いますのも、ご本人が上手に「とりつくろい」されるからです。
とりつくろいとは、その場をうまくしのぐためにごまかす言動のことを言います。
たとえば、日付を尋ねた時に「今日は新聞を見てこなかった」などと、わからないことを別の理由でとりつくろいます。
このため、表面的には会話は問題なく進み、社交性も保たれているように見えますので、たまに会う人からは「どこが悪いの?!」と驚かれることもあるようです。
しかし、より詳しく尋ねると記憶などの問題が深刻であることがわかります。

 症状により、日常生活で明らかな支障が出てきます。

日常生活での支障

・出来事そのものを忘れてしまう(電話を受けたこと、食事をしたこと、など)
・日付がわからない、昼夜など時間がわからない
・今いる場所がわからない
・家族の顔がわからない
・お金の管理ができない
・おくすりの管理ができない
・料理がうまくできなくなり同じものばかり献立に並ぶ、量が多すぎる
・衣類をうまく着れない
・入浴ができない
・トイレの失敗が増える など

アルツハイマー型認知症の原因は、アミロイドβやタウといった特殊なタンパク質が脳にたまり、脳神経細胞が死んでしまって脳が縮むからだと言われています。
記憶をつかさどる海馬という部分から萎縮が始まり、だんだんと脳全体に広がっていきます。
萎縮が進行して病気が重くなると、記憶や判断の問題だけでなく、運動機能や食事をする能力なども低下します。

現在の医学では、アルツハイマー型認知症を元の状態に戻す治療法は残念ながらありません。
しかし、症状の進行を遅らせるおくすりが現在のところ4種類あります。
また、BPSDを改善させるおくすりもいろいろあり、治療として使われています。
おくすりの治療だけではなく、おくすりを使わない治療法も組み合わせていくとよいでしょう。
たとえば昔のことを回想するようにしたり、音楽を聴いたり演奏したり、体を動かしたり、そのほかレクリエーションをしたりするのもよいとされます。
おくすりだけでなく、これらのリハビリを組み合わせていくのがよいでしょう。

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