こんにちは、院長の松田です。9月になり急に季節が進んできましたね。朝晩と日中の気温の変化がかなり大きいので、風邪など体調を崩さないようにしてくださいね。私も、体調を万全にして診療できるよう、手洗いうがいを徹底しております。

先日のブログで、さまざまな地域支援という内容で紹介しました。お読みいただいた方から、具体的にどんな支援があるの?とご質問いただきましたので、今回は公的な支援のひとつである自立支援医療について、書いてみたいと思います。

精神疾患にかかったり精神障害をお持ちの方は、風邪をひいたときに内科を受診するよりもずっと長く通院を続けることがあります。日本は国民皆保険制度があるため、医療費の自己負担は通常3割ほどになりますね。これはアメリカなどに比べるとずいぶん少ないものの、長く通院することを考えると負担は積み重なっていきます。この負担を軽減し、安心して通院し治療できるようにするための制度が、自立支援医療(精神通院医療)です。

具体的には、窓口での自己負担額が1割に減ります。また、世帯所得に応じて月額の自己負担上限額が決まりますので、もし上限を超えてもそれ以上に自己負担はしなくてもよいことになります。そしてこの制度、クリニックでの診察料だけでなく、お薬代、デイケアや訪問看護の利用料にも適応されます。このように、医療費の面でかなり負担を軽減でき、治療に専念できる制度になっています。ただし、精神障害に関わる医療にだけ適応されるため、たとえば風邪をひいたからという精神疾患とは直接関係のない理由では使えませんのでご注意ください。また、この制度を受ける場合には受診できる精神科医療機関や薬局は原則1箇所に指定されます。

この制度を受けたい方は、居住地の役所にご自身で申請してもらう必要があります。申請後に審査があり、承認されれば受給者証というものが発行され使えるようになります。発行されるまでに1~2ヶ月程度かかるようですので、お急ぎの方は早めの申請をご検討ください。申請に必要な書類がいくつかありますが、役所に備えられています。また、役所のホームページからダウンロードすることができる場合もあります。

必要な書類のひとつに、「診断書(精神通院医療用)」というものがあります。この書類は、医療機関で医師が作成する必要があります。当クリニックでも作成することはできますので、自立支援医療を受けたいとご希望の場合には、院長の私にご相談いただければと思います。診断書が作成できると判断すれば、記載してお渡しします。その際、診断書作成料をいただきますのでご了承ください。

今回は、精神科診療に関わる公的支援のうち、自立支援医療について記してみました。ご参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

《主な自立支援医療の問合わせ先》

 奈良市役所 障がい福祉課 0742-34-4593

 大和郡山市役所 厚生福祉課 0743-53-1151

 木津川市役所 障害者福祉係 0774-75-1211